津田梅子とイザベラ・バードの朝鮮認識

  • 2019.04.12 Friday
  • 13:30
津田梅子が新札のデザインに採用されるそうだ。 参考までに津田梅子と、イザベラ・バードの朝鮮認識についてまとまった情報が存在している。 津田梅子の手紙(米国との書簡) 1883(明治 16)年 9 月 30 日付 韓国 http://hitonoumi.hatenablog.com/entry/2019/04/10/061843 【前編】イザベラ・バード「朝鮮紀行」まとめ https://reki.hatenablog.com/entry/170110-Bird-Korea-Trip 【後編】イザベラ・バード「朝鮮紀行」まとめ https://reki.hatenablog.com/entry/170112-Bird-Korea-Trip

渡部昇一が戦後史部分で取り上げた重要テーマ

  • 2019.03.08 Friday
  • 15:35

何冊もの歴史書を書いた渡部昇一が「渡部昇一の少年日本史」で取り上げた戦後史の事項は八項目である。

【ポツダム宣言】ソ連の仲介を期待したために送れたポツダム宣言の受諾 【日本国憲法】現在の日本国憲法が占領軍による占領基本法であるという理由 【東京裁判】有罪という結論ありきで行われた東京裁判とA級戦犯の真実 【朝鮮戦争】日本の独立を後押しした共産主義国への認識の変化 【マッカーサー証言】「日本の戦争は自衛のためだった」と認めたマッカーサー 【サンフランシスコ講和条約】外務省の第十一条解釈変更が生んだ靖国問題 【日韓基本条約】日本の援助で実現した韓国の「漢江の奇跡」 【エネルギー問題】今も昔も”エネルギー”が日本の生命線を握っている

ポツダム宣言、日本国憲法、東京裁判あたりは他の歴史書も取り上げていることなので目新しいものではない。 朝鮮戦争、日韓基本条約について、戦後史の重要テーマとして設定したことは、韓国という国の存在は、無視しがたいものである。が、徴用工事案、慰安婦問題日韓合意破棄、レーダー照射事案等をきっかけに、日本は韓国から距離を置きつつある。

「マッカーサー議会証言」については、渡部昇一が繰り返し、戦後史の重大事案として述べていることもあり、東京裁判史観を覆すという意味で、これら8項目の中で最重要事案と言っていいだろう。 「エネルギー問題」については、現在進行中そして将来を含めた国益的な重要課題と見做せるはずである。

よって、今後、通史書を書く際、「マッカーサー議会証言」、「エネルギー問題」は避けては通れない、二大重要テーマと考えるのである。

「少年日本史」の著者、平泉澄が通史のありかたについて説いていること

  • 2019.02.02 Saturday
  • 09:46
「少年日本史」のはしがきに、しかるべきことが書いてある。 ////////////////////////////////// 少年日本史 平泉澄 はしがき 日本の少年よ!我が愛する皆さんよ! 私は今、皆さんに、大切な贈物をしようとしているのだ。それは何か? 即ち此の「少年日本史」だ。之を贈ろうとする考を、私は前々からいだいていた。 それは二十年近く前に、ある中學校で、急に講演をした時に始まる。私は云った。「皆さん! 皆さんはお氣の毒に、長く敵の占領下に在って、事實を事實として教えられる事が許されていなかった。今や占領は終った。重要な史實は、正しく之を知らねばならぬ」。こう云って、二、三の重要な歴史事實を説いた。生徒一千人。その千人の目、二千の瞳は、私が壇上にある間は、壇上の私に集中し、壇を下りた時には、壇下の私に集中した。歸ろうとして外へ出た時、生徒は一齊に外へ出て私を取卷いた。彼等は何も云わぬ。只穴のあくほど私を見つめるのみだ。私は自動車に乗った。車は生徒に取卷かれた。四、五人の生徒は、自動車の屋根の上へ這い上って來た。車はしばらく動きがとれなかった。此の感動以來、私は眞實の歴史を、ひろく日本の少年、皆さんに語りたいと思いつづけて來た。機會は遂に到來した。今や私は、皆さんに語りたいと思う事を、少年日本史一冊にまとめ、之を皆さんに贈る事が出來た。皆さん、どうか之を受け、之を通讀して下さい。 皆さんは日本人だ。皆さんを生んだものは、日本の歴史だ。その顔、その心、その言葉、それは皆幾百年前からの先祖より受けついだものだ。それを正しく受けついだ者が、正しい日本人だ。 從って、正しい日本人となる爲には、日本歴史の眞實を知り、之を受けつがねばならぬ。然るに、不幸にして、戰敗れた後の我が國は、占領軍の干渉の爲に、正しい歴史を教える事が許されなかった。占領は足掛け八年にして解除せられた。然し歴史の學問は、占領下に大きく曲げられたままに、今日に至っている。從って皆さんが、此の少年日本史を讃まれる時、それが一般に行なわれている書物と、大きく相違しているのに驚くであろう。 皆さんよ、人の貴いのは、それが誠實であるからだ。誠實は一切の徳の根本だ。その誠實を守る爲には、非常な勇氣を必要とするのだ。世の中には、自分の慾の爲に、事實を正しく視る事の出來ない人もあれば、世間の人々を恐れて、正しく事實を述べる勇氣のない人も多い。今後の日本を携うべき少年の皆さん、敗戰の汚辱を拭い去って、光に充ちた日本の再興に當るべき皆さんは、何よりも先ず誠實でなければならぬ。そしてその誠實を一生守り通す勇氣を持たなければならぬ。日本の歴史は、さような誠實と勇氣との結晶だ。凡そ不誠實なるもの、卑怯なるものは、歴史の組成に與る事は出來ない。それは非歴史的なるもの、人體でいえば病菌だ。病菌を自分自身であるかのような錯覺をいだいてはならぬ。 私は今、数え年七十六歳だ。從って本書は、皆さんへの、最初の贈物であって、同時に最後の贈物となるであろう。私は戰で疲れ切った心身に、ようやく残る全力をあげて、一氣に之を書いた。 その原稿一千枚。それを私は歴史的假名遣で書いた。それが正しいと信ずるからだ。然し皆さんは學校で、現代假名遣しか學んでいない。よって時事通信杜は、皆さんの讀みやすいように現代假名遣に改めたいと希望した。私は他日、日本が正しい日本にかえる時、必ず歴史的假名遣にかえるに違いないと信じつつ、しばらくその申入を容認した。 昭和四十五年秋九月  平泉澄 ////////////////////////////////// 平泉澄は、「日本の歴史は、さような誠實と勇氣との結晶だ。凡そ不誠實なるもの、卑怯なるものは、歴史の組成に與る事は出來ない。」と説いている。 パクリ癖のある歴史家、売名目的のビジネス保守的な歴史家、売れそうなタイミングを計って歴史書を書くベストセラー作家に、通史を扱う資格はないということである。 同時に、この本のはしがきには、出版された時代における著者の出版動機、目的が明確に書いてある。私には、平泉澄の叫びが聞こえる。他の平泉澄の本、文章を読まれた方なら気がつくことではある。 つまり、この本に続く、皇国史観に沿った通史の本は、誠実と勇気が必須条件であり、卑怯な者は通史を書いてはならないと宣言しているのである。 通史を書いた歴史家の何人が、この意味を理解しているのであろうか?そして、発売されている皇国史観の通史で、平泉澄が示した基準に沿っている本はどれなのであろうか? ちなみに、三島由紀夫の自決は、この本が発刊された年の十一月である。 この本の発刊、そして三島由紀夫の自決は偶然とは思えない。

話題の通史を書いた著者に申しあげたいこと

  • 2018.11.26 Monday
  • 14:40
「渡部昇一の少年日本史」に続く、話題の通史本を書いた著者に申しあげたいことがある。 話題の一冊であることは認める。が、私は、目次と最初の一頁を見ただけで読む気がしなくなった。 理由は四つある。 通史としての歴史書を処女作で書くことは難しいが、いきなり処女作で挑戦していること 歴史の「虹」が何なのかはっきりしないこと 少なくとも歴史学的なアプローチではないように見えること 参考文献がはっきりしないこと 問題提起の最初の一冊であるというなら私は納得する。が、あれで完成作だとするなら、渡部昇一が歴史書を何冊も書いて、晩年になって、簡潔な内容の「渡部昇一の少年日本史」に辿りついた理由をまず調べるべきだった。通史を書く態度として軽率だと言いたい。 渡部昇一は、大学在学中から手抜きせず数多の単位を取得し卒業、大学教官になってからもしかるべき業績があり、晩年は個人の蔵書として日本最多であったことが知られている。 大学中退の著者が、真正面から歴史を語るには無理がある。 渡部昇一の歴史書には、共通した理念で貫かれていた。 それは、個々の歴史的出来事の分析にとどまらず、我が国固有の歴史の「虹」の存在の指摘であった。古事記、日本書紀を含む過去の歴史書などへの深い理解、諸外国の歴史書の知識、歴史教科書のあり方を含む教育問題全般に関する問題提起もあった。 100%歴史学的な意味での学術論文であるというスタンスでの通史の歴史書ではなかった気はするが、後に続く在野の歴史研究者に対し、歴史研究のあるべき筋道と手法を示した。 つくる会教科書よりも渡部昇一が係わった歴史教科書の方が採用されているのは、言論人としての地道な努力を多くの人が評価したためであろう。 しかし、件の通史本の著作には、渡部昇一が左翼に言論空間を支配された中で先人の一人として敷いたレールを踏襲するどころか、意識せず我が道を行こうとしているように見える。 その独善的な雰囲気、書きぶり(本人はそうではないと言うのかもしれないが)、それが鼻につくので、先人の書いた通史の歴史書をしっかり読んだのか、差異比較できているのか、渡部昇一が読みこなしたレベルで古事記、日本書紀を理解しているのだろうか、とつい言いたくなってしまうのである。 以上の理由などから、この本を読んで納得するのは、今まで歴史に関心を持たなかった人、始めて通史レベルの歴史書を読んだ人に限定されるような気がする。 内容的には批判するほど悪い本ではないような気がするものの、優れた歴史書が既に存在していることをもっと多くの人が知るべきではないか。 特に、参考文献を明示しなかったのは致命的であり、発刊当時は話題本であったにせよ、最終的な評価として、古書市場にて1円本続出の事態となるだろうと予想するのである。 時代の変遷とともに通史本を発刊する必要性は認めるものの、通史本を出す前に消化すべきこと、やるべきことがあったはずだと言っているのである。

歴史書であると宣言しない書物は歴史書ではないのか?

  • 2018.11.09 Friday
  • 10:14

古事記や日本書紀について、歴史書として怪しい、歴史書の要件を備えていないとする意見がある。 が、古事記や日本書紀が編纂された時代、文字がやっと使いこなされる中で、歴史という概念はあったのかということになる。 一方で、魏志倭人伝などを無条件で引用する歴史家もいるようだ。中国には歴史という概念はこの時代存在したようだ。 私が言いたいのは、歴史書であると著者が宣言しない限り、歴史書に値しないのか、ということなのである。 古事記のタイトル、日本書紀のタイトル、それぞれに歴史書にふさわしい文字がある。

歴史学者たちが言いたいのは、古事記、日本書紀時代に、職業歴史学者と歴史学者が書いた書物が日本にはない、古事記、日本書紀の著者、編纂者が歴史学者かどうかはっきりしない。よって歴史書ではないとしたいだけではないのか?

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