戦前のソ連の工作活動資金源は「偽ドル札、金」だった

  • 2019.11.17 Sunday
  • 07:55
ソ連は偽ドル札で工作活動を行った時期があった。 「裏切られた自由 上」(ハーバート・フーバー)にはこう書いてある。 ////////////////////////////////// ルーズベルト氏が大統領となった時期にも、共産主義舎が我が国への工作を仕掛けていることははっきりしていた。それを示す2つの大きな事件があり、ルーズベルト氏もそのことを知っていた。一つは、一九三二年のいわゆる「ボーナス行進」と呼ばれるデモであり、もう一つは、モスクワで作られた偽ドル札のバラマキである。偽札は共産主義の活動のために使用された。 ワシントンで行われた「ボーナス行進」についてここでは詳しく論じないが、第一次世界大戦の復員兵が、議会に(金銭的)救済を求めた行動だった。 陸海軍の情報部門は、この行進が共産主義者によって組織されていることを突き止めている。彼らは、復員兵を利用して、政府転覆を狙っていた。筆者は、この頃、「ボーナス行進」の背後に共産主義者がいると公の場で訴えた。私の主張が想像の産物でないことを示す証拠がある。デモの三年後(一九三五年)に第七回コミンテルン大会がモスクワで開催されたが、そこで、共産主義者がこの事件に関与していたことが報告されたのである。 中略 元共産主義者で後にテネシー州で副保安官となったジョン・T・ベイスは次のように述べている。 <私は行進グループの左翼(共産主義者)勢力の指導を担当した。 共産党の指導者からは、とにかく騒乱を起こせと命じられていた。 流血騒ぎを起こせ。そのためにはなんでもやれという指示だった。 復員兵が何人死のうが、共産党にとってはどうでもよかった。> また偽札については、ルーズベルト氏が政権に就く前に、私自身、ソビエトが数百万ドル規模でドル札を偽造していることをルーズベルト氏に説明した。偽札は、ヨーロッパ、中国、中東で使われていた。我が国の連邦準備銀行は、国内および外国政府にも注意を促していた。 ////////////////////////////////// その後、工作活動が広範囲化かつ大規模となったことを受けて、工作資金源がソ連の「金」となったそうだ。 「裏切られた自由 上」から引用させていただく。 ////////////////////////////////// 第3章 米国内におけるクレムリンの工作 あめりかのソビエト承認によって、国内における共産主義者の数は増加し、その活動もいっそう活発化した。FBI(連邦捜査局)の調査によれば、アメリカ共産党員の数は承認前にはおよそ一万三○○○であったが、一九三八年の半ばには八万を超えている。 一九三六年、ウイリアム・C・ブリット駐ソ大使はワシントンに次のような警告を寄せた。 <我々は、ソビエト政府、共産党あるいはその党員と友好関係を築けるというような幻想を、一瞬たりとも抱いてはならない。> 連邦政府組織の重要なポストに共産党員が就いていたが、そのことは、マーチン・ダイズ下院議員を議長とする下院非米活動委員会の調査でしだいに明らかにされていった(一九三八年)。ダイズ議員は、一九四五年一月三日に病気のため議員を辞めているが、それまでずっと議長職にあった。この委員会はその後も異なる委員長の下で現在(本書執筆時)でも活動を継続している。 一九五○年には、上院においても司法委員会(安全保障小委員会)で、下院非米活動委員会と同様の調査を始めている。上院の委員会の活動も執筆時点において続いている。 こうした委員会によって、我が国政府の転覆を画策した叛逆者や陰謀に加担した人物を示す長大なリストが発表されている。要するに、ソビエトの国家承認を受け、共産党はアメリカ人メンバーを政府の重要機関の職員に就かせ、国家安全保障に関わる情報にアクセスできるようになった。その結果、国家の重要な意思決定に大きな影響を与えることになった。 共産党は労働組合にもメンバーを潜入させ、階級間憎悪を煽り、ストライキを扇動した。さらに大学では、学生の心に我が国の根本となる思想や制度に疑いを持たせる種を撒き散らした。彼らは人々の間に、親共思想を受けつける組織を作っていった。さらには原爆製造に関わる情報まで盗み出していた。 共産主義主義者は、一般人の扇動よりも、むしろ知識人を誘惑し党員とすることを重視した。もちろん一般人は、計画された騒乱や社会混乱を惹起するには重宝な存在であった。 共産党がアメリカ国内に作りあげた組織の資金は、ソビエトの金によって調達されていた。工作員はモスクワから派遣され、彼らがこうした組織の監督にあたった。彼らのアメリカの出入国の際には、偽造パスポートが使われた。一九三九年、国務省のパスポート担当部署は次のように警告している。 <パスポートに関わる法を破る動きが広がっている。これで利益を受けているのはソビエト連邦である。我が国の外交政策の障害にもなっている。> 下院非米活動委員会は、アメリカ共産党は完全にモスクワの直接監督下にあると結論づけた。 ////////////////////////////////// ソ連が用意した偽ドル札、「金」によって、アメリカ共産党はモスクワの直接監督下で、アメリカ政界の中枢を掌握するに至ったようである。 どうやら、日米開戦の直前、ルーズベルトだけでなく取り巻き(特に国務省)もソ連の言いなりになるように仕向けられていたということになるのではないか?

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