新疆は戦前既にソ連の植民地だった!?
- 2020.08.18 Tuesday
- 12:22
JUGEMテーマ:歴史
「裏口からの参戦」(チャールズ・カラン・タンシル)によると、戦前において、ソ連の植民地だった地域があるとされる。
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満州は、すでに外蒙古を支配下に置くソビエトの赤化攻勢を迎え撃つ前線基地だという側面があった。この点については、広く理解されていたとは言いがたかった。
極東のソビエト赤軍は、一九三六年から三八年にかけて三〇万を超える規模に増強された。赤軍は、外蒙古を攻勢時の踏み台として使おうと目論んでいた。新疆でもさらなる支配強化を進めていた。アレクサンドル・バルミンは、この地域の軍へのソビエト製兵器の供給を担当していた。彼は新疆は実質的に完全にソビエトの支配下にあったと語っている。一九三五年当時ソビエトの植民地と化していたのである。
ここで重要なのは、ソビエトが新疆を支配下に置いたことに米国政府が何の抗議もしていないことである。アメリカは中国の領土的主権が侵されることを懸念してはいたが、日本に対してだけ警告していた。ルーズベルト政権は、ソビエト外交を盲目的に信頼していた。それが同政権の極東政策の「肝」であった。
米国務省の官僚は、外蒙古と新新疆へのソビエトの急速な勢力浸透を見逃した。それだけでなく、陝西省において共産軍が創設されたことが何を意味するかにも故意に目をつむった。
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中共はソ連の植民地を引き継いだ。植民地だったので、中共も引続き、植民地政策をその後も続けたという感覚なのであろう。
アメリカ政府が、戦前から、ソ連の植民地政策を見てみないふりをする一方、日本に対しては警告する、このような一貫しない外交政策が、中共のウイグル族浄化政策の原因となった可能性は十分にある。