日米戦争は南北戦争モデルだった?

  • 2020.07.24 Friday
  • 16:47

JUGEMテーマ:歴史

 


「日本経済を殲滅せよ」(エドワード・ミラー)によると、日米戦争におけるアメリカ政府の対応方針は、南北戦争モデルだったとの指摘がある。

 

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プロローグ オレンジ計画

 

真珠湾攻撃の三十語年前から、アメリカは日本の経済・金融の基盤が脆いことを見抜いていうた。一九〇五年、日本が日露戦争で勝利を得ると、セオドア・ローズヴェルト大統領は、日本がアメリカの「門戸開放政策」を踏みにじって中国支配に向うのではないかと懸念を深めていた。「門戸開放政策」は中国の主権尊重と自由貿易を列強諸国に求めた政策だったが、恐らく日本はこの政策や、フイリピンとハワイに置かれた米軍基地が、自らの帝国建設を阻む壁と考えているだろう。そこでローズヴェルトは、必要とあらば、また必要とされる段階で、日本と戦端を開くことを想定した計画を立案するよう海軍に指示した。

 

こうして立案された「オレンジ計画」は、その原点も結論も、基本的には経済戦略であった。(この計画で決められたコードネームは、日本がオレンい、アメリカはブルーだった)。計画の生みの親、ジョージ・デューイ海軍提督とアルフレッド・セイヤー・マハン海軍少将は、南北戦争当時、北軍の若き将校として「アナコンダ計画」を強力に推進した。この計画は、南部諸州を一種の「島国」とみなし、経済封鎖を受ければひとたまりもないという島国の弱点を突いたものだった。この二人と、のちに海軍戦争計画局で二人の薫陶を受けることになる者たちは、強硬措置を好む激しい性向を露わにしていたが、これは真珠湾攻撃に至る危機的な時期に、日本に対して戦闘ではなく、経済・金融上の「戦争」を仕掛けるべきと主張した文民の官僚たちにも受け継がれた。

 

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だとすれば、真珠湾攻撃にて、ハワイの石油タンク、軍艦修理工場を最初に狙わなかったのは、愚かとしか言いようがない。
アメリカの潜水艦が、日本の商船を狙い撃ちにしたのは、軍事だけでなく、経済・金融上の戦争であると認識した結果である。

 

すなわち、真珠湾攻撃をデザイン、強行したとされる山本五十六は、アメリカ政府のオレンジ計画の意図を理解していなかった点において、そのアメリカはアメリカ駐在経験ある点において、愚将それも歴史に残る愚将という評価となるだろう。

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  • 2020.08.09 Sunday
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