敗戦後に出現した、にわかアドバイザーたち

  • 2020.06.23 Tuesday
  • 03:15

JUGEMテーマ:歴史

 

「安保条約の成立」(豊下楢彦)によると、敗戦後、GHQに対し、無責任な助言を行った者たちがいるそうだ。

 

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(昭和)天皇は、これまで「無責任で代表的でないアドヴァイザー達」が占領当局のアメリカ人による「処罰」をおそれ、彼らに迎合し、彼らが「聞きたいと思う」ことをアドヴァイスしてきた批判する。その結果、「つまらぬ低レベルのグループ」が「日本の精度」を「日本人の思考方法で理解できるやり方」ではなく、「アメリカの型」にあてはめて「こね上げる」ことになってしまったのだという。

天皇によれば、この間の日本は「悪意を持った日本人達のもとで苦しんできた」のであるが、問題は「占領当局」が彼らのアドヴァイスをうけいれ、その結果「多くの誤解が生じてしまう」のではないか、ということなのである。

中略

この点からして天皇は、日米両国の利益に「最も有益な効果」をもたらすであろう行動は「追放の緩和」である、と考えているのである。

 

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上記見解が、公職追放が広範囲に行われていたことを意味するとみれば、思想傾向的に、文系の共産主義者たちであろう。
彼らは総じて日本の敗戦に熱狂?、最終的に敗戦革命を現実化させるべく、公職追放という手段で職を得ることを模索、GHQに阿り、彼らが喜びそうなことを多方面で提言。

 

彼らは、助言活動を通じて、東大の教官、教育界、マスコミ界の職を得、最終的に、今日の敗戦利得者構造の構築したとみられる。

ただ、倉山満は、「嘘だらけの日韓近現代史」にて、『アメリカ合衆国は、「よりによってこんな連中を」という本国で使えない連中をGHQに送り込んでくれました』と、GHQスタッフの能力の低さを指摘している。(根拠ははっきりしない?)

どうやら、上記にある「無責任な助言」とは、確信犯的に敗戦革命を目指す集団が、政治思想的に未熟なGHQスタッフを誘導したという意味にとれなくもなさそうである。

 

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